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観光シンポジウム@大阪『関西のインバウンド観光を見つめ直す』〜関西はひとつずつ〜

Description

シンポジウムでお話いただく4名の登壇者のお話をお聞きしてまいりました。

・京都市観光産業局 観光MICE推進室の西松卓哉観光戦略課長様

・大阪市商店会総連盟理事長の千田会長

・関西観光本部の森 健夫事務局長

・有馬温泉 陶泉 御所坊 金井敬修様 

シンポジウムでもかなり突っ込んだお話が聞けると思います。
お楽しみにお出でください!

  

大阪市商店会総連盟理事長の千田会長にお話をお聞きしてまいりました】

大阪の訪日客はアジア系、それも圧倒的に個人旅行者が多い。大阪のホテル稼働率は90%を超えている。

ミナミの千日前道具屋筋商店街も訪日客でごったがえしている。
たとえば、商店街の包丁専門店。1本あたり2万~30万円の包丁がよく売れているという。

千田さんが商店街振興組合の理事長を引き受けられたのはバブル崩壊後の1994年。「もう内需だけではダメだ。世界中にファンを作って観光都市として進化しなければ」と決意したといいます。
当時、関空に到着した訪日客は大阪を素通りして京都に向かっていた。「大阪が訪日客にウエルカムであることを伝える」必要があるとして、「銀聯カード」などいろいろな取り組みをしてきた。
17年には「大阪活性化事業実行委員会」が国交省の「地域DMO候補法人」にも登録されている。

今、大阪は「万博」に向けて一丸として誘致に取り組んでいる。
IR(カジノを含む統合型リゾート)も他人事ではいけない、当事者意識を持つ必要がある。
夢のある話もたくさん聞かせていただきました。
シンポジウム当日、千田節が爆発して新しい取り組みが聴けるものと思われます。

1時間以上お時間を頂戴しましたが、ワクワクする内容でした。

【参考記事】
訪日客が殺到!老舗商店街のスゴい「仕掛け」 〜数万円の高級包丁が飛ぶように売れるワケ〜
(東洋経済ONLINE 2016/02/24)
https://toyokeizai.net/articles/-/105945


【関西観光本部の森 健夫事務局長にお話をお聞きしてきました】

森さまは多くの経歴をお持ちですが、観光面では関西広域機構(KC)に始まり、関西広域連合や現職の関西観光本部(H29年4月設立)の立ち上げに関わってこられています。またワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会にも関わっておられます。

観光の組織は、従来は行政の下請けのような組織であったものから、民間のノウハウを活用した官民連携の必要性を訴え「関西観光本部」を立ち上げるに至ったそうです。しかし官民連携の組織といっても、各組織の歴史や風土から一枚岩になるのは簡単ではなく、確実に「できるものからやっていく」と語られました。
観光の組織も大きく変遷している最中ですが、組織の変遷から見る本音もお聞かせいただけそうです。

「関西観光本部での実績としてはインバウンド向けICカード「KANSAI ONE PASS」がありますが、今回は組織の壁を超えたカードを作ることに腐心した。このカードをさらに進化させるには、利便性をあげる必要がある。またこのカードは3千円という手に取りやすい価格から販売を始めたが、インバウンド向けという視点からは、安価だけでなく、利便性を高めながらアッパー層向けの商品もあってもいいのではないか」とのお話でした。

バックパッカーの訪日客を増やすことも大切だが、アッパー層向けのサービスにも取り組みたいと語られていました。


※ 関西観光本部は関西の各府県・政令市・経済団体・観光団体など官民62団体による広域連携DMOとして2017年4月に設立された。関西全域へのインバウンド推進を目的とし、誘客方策の方向性を示した「KANSAI国際観光指針」をまとめた。指針では2020年に関西への訪日外国人訪問率を現状の40%から45%に高める目標を掲げている。

【参考資料】
関西圏における観光統計総合分析の結果について(2018.08.13)
http://kansai.gr.jp/ktb/wordpress/wp-content/uploads/2018/08/○関西圏における観光統計総合分析参考資料.pdf



有馬温泉 陶泉 御所坊 金井啓修にお話をお聞きしてまいりました】


梅田からバス1時間で有馬温泉に到着。その中心部にひっそりとたたずむ木造の宿「御所坊」の金井啓修(かないひろのぶ)様をお訪ねしました

有馬温泉は、阪神淡路大震災により102万人にまで落ち込んだ観光客を平成28年には169万人にまで回復させたといいます。その立役者の金井様は観光庁の「観光カリスマ百選」にも選ばれておられます。

大阪からの直通バスも増便され、京都からの直行便もできて来訪者は増加傾向。私たちが乗車したバスも満席でした。乗客の半数は訪日客で、外国人は確実に増えているそうです。

有馬の源泉は1600万年前の地層が隆起したもので、世界的にもユニーク。1400年の歴史を持つ有馬温泉とともに訪日客の誘因にもなる。また周辺の三田市などと連携して「湯山街道」を日本遺産として申請したい。また日本遺産を目指している、灘五郷の日本酒や北前船と連携して、最終的には世界遺産の登録を目指したい。

今は、「有馬山椒」の復活に取り組まれています。

「スローフードの魅力と、絶滅危惧種としての付加価値を発信することで、成熟したグルメ客や旅行者が有馬の名前を自然に広めてくれる」と金井さんは語られました。

【参考記事】

『すごいすと取材記』 (一社)有馬温泉観光協会 金井啓修さん  兵庫県

http://www.hyogo-intercampus.ne.jp/sugoist/interview/kanaihironobu



【日本のインバウンドを取り巻く状況の変化】

インバウンド、インバウンドと叫ばれる訪日外国人観光客の推移ですが、統計が公開されている最初のデータが、1964年 352,832人、と1年間にたった35万人の訪日客でした。(以下、全て日本政府観光局(JNTO)による)

1968年 519,004人、と初めて50万人を超え、約10年間で2倍、

1977年 1,028,140人、と初めて100万人を超えました。

その後、順調に増え続けますが、

1984年 2,110,346人と、初めて200万人を超え、(100万人→200万人、約7年)

1990年 3,235,860人と、初めて300万人を超え、(200万人→300万人、約6年)

1997年 4,218,208人と、初めて400万人を超え、(300万人→400万人、約7年)

2002年 5,238,963人と、初めて500万人を超えます。(400万人→500万人、約5年)

その後、順調に訪日外国人観光は伸び続けますが、途中、鳥インフルエンザや、東日本大震災などの影響で増えたり減ったりを繰り返しながら、2013年に初めて1000万人の大台を超えます。(500万人→1000万人、約10年)

その後、倍々ゲームのように訪日外国人観光客の数は伸び続け、

2013年 10,363,904人

2014年 13,413,467人

2015年 19,737,409人

2016年 24,039,700人

2017年 28,691,073人

と、僅か5年で約3倍の3,000万人近くまで到達しました。


【関西を取り巻くインバウンドの状況】

そのような流れが、現在、関西にも殺到しており、今後、国際博覧会の大阪開催が決定すれば、さらに外国人観光客が増加、関西が「観光」で飛躍する可能性が見込まれています。


しかし、関西の中でも、大阪市が訪日外国人の増加による経済効果を上げる一方、神戸市は訪日外国人が思ったほど増えないという悩みを抱えています。逆に京都市には、訪日外国人が増加し過ぎて受け入れ能力が追い付かないという、いわゆるオーバーツーリズムの現象が起きている地域があります。

同じ関西でも、それぞれおかれている状況が違います。

このような時期であるからこそ、それぞれのおかれている課題を再整理して、互いの立場・特徴の違いを尊重しながらも、双方向に連携し合うことの重要性を認識し、関西全体の発展に繋げて行くキッカケとなる事を願い、観光シンポジウムを開催致します。



開催日時:8月29日(水)午後1時半~4時半

開催場所:大阪大学中之島センター

佐治敬三メモリアルホール(定員:100名)

大阪市北区中之島4-3-53

TEL06-6444-2100

https://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php


【観光シンポジウム・プログラム】

13:30~  開会挨拶

13:35~  基調講演 一般財団法人関西観光本部 事務局長 森 健夫 氏

     『オール関西でインバウンド誘客を!』

14:35~  事例報告:『インバウンド向けサイクリングへの挑戦!』

      NPO法人スマート観光推進機構 理事 中西弘之

15:00~  休 憩

15:10~  パネルディスカッション

       一般財団法人関西観光本部 事務局長 森 健夫 氏

       京都市:京都市産業観光局 観光MICE推進室 観光戦略課長 西松卓哉氏

       大阪市:大阪市商店会総連盟理事長 千田忠司氏 (中央区商店会連合会会長 )

       神戸市:有馬温泉 瑞泉御所坊主人 金井啓修氏

       コーディネーター:

       NPO法人スマート観光推進機構副理事長、関西ベンチャー学会理事

       清水宏一(元・京都市観光政策監)

16:30~  終 了(閉会の言葉


参加費:1,000円(スマート観光推進機構、関西ベンチャー学会の会員は無料)

申込み:下記のサイトからお申し込みをお願いいたします。

      URL: https://kankou1.peatix.com

連絡先:星乃(メール:hoshino3014@gmail.com、携帯:090-5645-1710)


主 催:NPO法人スマート観光推進機構

     関西ベンチャー学会文化観光研究部会

協 力:関西CANフォーラム、なにわ名物開発研究会

後 援:公益社団法人 関西経済連合会、一般財団法人関西観光本部、日本経済新聞(予定)

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  • The event description was updated. Diff#364889 2018-08-27 03:25:29
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Wed Aug 29, 2018
1:30 PM - 4:30 PM JST
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Tickets
観光シンポジウム参加費(一般の方) SOLD OUT ¥1,000
NPO法人スマート観光推進機構会員、関西ベンチャー学会会員、ご招待の方 FULL
Venue Address
4 Chome-3-53 Nakanoshima, Kita, Osaka Japan
Organizer
地方や観光に関するイベントやフォーラムを企画、開催、運営します。
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